経済学者・齊籐誠氏のインタビューです。




理由1
福島第一は古かった

1号炉は、東芝や日立製作所や三菱重工など、日本企業が自主技術として原発を開発できる以前に、米国のゼネラルエレクトリック(GE)社製のプラントがぽんと置かれただけの第一世代の古い設備だった。
現在主流の軽水炉発電、普通の水で制御する発電ですね、こちらはよほどのことがない限り安全性が保てる技術で、海岸沿いの発電所の場合は、いざという時も海水を注入すれば冷却ができます。前もっての準備と日ごろの管理をしっかりしておけば、安全性はとても高い。

理由2
政治家の責任以前に、工学的、経営的な見地から見た問題点の洗い出しをしろ

(1)工学的見地からの東電の過信

実は、第2原発も危ないところだった。
ECCS(非常用炉心冷却装置)の機能を工学的にきっちり見極めていれば、ECCSができることはここからここまで、と考えて「いざというとき」の対応策をあらかじめ講じておく、いうのは自明。ところが、ECCSの運用に関して、楽観的な思い込みが東京電力本社側にあった。

(2)東電本社・経営陣のミス

だから、さっさと海水注入を実施しなければならなかったのに、実際には、この海水注入の準備が遅れに遅れてしまった。政府事故調の記録によると、東京電力本社は、あくまで淡水注水にこだわって、海水注水を最後まで躊躇していた。

そもそもこうした深刻な事故が生じたら、本社から現場にすぐに指揮権を移動させなければなりません。ところが今回、東京電力本社では一切そうした措置をとっていなかった。




福島第一がどうして事故を起こしたかについて、古い、工学的見地のミス、経営陣のミスということ(つまりは3つ)が重なったという分析です。

ではどうするかについては、このあと長々と書かれているので読んでみてください。例えば津波リスクを考えるなら、全部、同じ方向を向いて建てることはなかったのではないかとか、具体的なことが書いてあります。

畑村洋太郎氏の「失敗学」に通ずるものがあるなと思いました。

福島第一の失敗がすべての原子力発電所にあてはまるというものの見方には、私は否だと思います。何回もトラブルの多い第一、そして、過去なかった東電のおごりが重なったと思います。今回の事故があり、少なくとも、この3点を回避する動きに入っているのは自明だと思います。

ひとつの経験を普遍的にして語る、ということは一番やってはいけないことではないのだろうか?

つまり、今回の事故があったから、すべての原発はもうダメという考えです。
例えば、自分はあの世を見てきたことがあるから、あの世は存在すると、具体的一体験をすべての法則にあてはめることです。

原発何がなんでも反対という方は、そういう傾向がないでしょうか。


ただ私が原発推進にもなれないのは、核のゴミの先が決まっていないからです。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://leika7kgb.blog114.fc2.com/tb.php/1009-fae14b54