先日は、県主催の原子力県民講座というものに
行ってきました。が・・・。
休日の3時間の講座に出るのにも、非常に大変です。でも、会場にはおじいちゃん、おじさんが多かった。ほかの人の世話も家のこともやる必要ないのでしょうね。時間がいっぱいありそうです。「延長結構」という感じでした。だから結局、最後の方になって、会場からの怒号まがいの質問が相次ぎ、私は途中で(というか最初設定の終了時刻)で退出したので、結局その議論がどうなったかわかりません。

福島の外で、県としてはどういう情報を把握し、どういうことを発信したいのか知る貴重な機会と思って出席したのですが、どうして、いつもいつも、満足いくことがないのでしょう、と残念に思います(広域処理説明会のときも同じ感じを持ちました)。福島と静岡の受け止め方の違いを、感じすぎるぐらい感じます。

つまり、静岡において、こういうことに関心を持って出席するのは、声の高いプロな方々がほとんどだ、ということです。私は、もう、不愉快で、不愉快でたまらない。せっかく大事な機会だというのに、もしかして私も、ここに出席しているというだけで、アレな人間と思われているのかもしれないという、また二重の屈辱すらある。

そして、参加人数も見込み以下というのが通例。つまりは、ほとんどの市民・・・サイレントマジョリティーはサイレントすぎる=無関心すぎる。しかし、県としては、「県民に発信していますよ~」という姿を見せなければならないし、予算も消化したい。だから無難な「こっち側」の学者を呼んでの、一方的な説明会を計画する。いきおい、一部の、、、この会場に於いては大多数のノイジー・マイノリティーな方は、不満を募らせ爆発させる。

こんなニュースまであったぐらいだ。それで、恐らく叫んでいた方々のブログ記事がこちら

会場に近づいたら、アジってる車の声が後ろのほうでして、会場入り口でも、アレなのぼりとか、たすきをした人たちが数人陣取り、ビラを渡していました。もちろん私も渡され、めんどうなのでもらったが、不愉快。見飽きている。

私のような、。。。。こういう課題に関心はあるけれど、別に反原発ではないという、県にとってはとても都合の良いはずの私のような人間が、この講座に行って、これほど不満が大きいことを、県はきちんと知ってほしいと思う。

だいたい、上のリンク先を見ればわかるように、全く同じ構成・人選で、しかも議事録まで出している会合を、同県ではあるが別な場所で再現すればいいやという姿勢が、まず、私の感覚では、不満です。「資料読めばわかる」「時間の無駄だ」と、プロな方が叫ぶ言い分もわかるというもの。

私は、きちんと聞きたい。それに講演を聴いて、ひっかかったこともある。

◆放射性廃棄物を各原発の廃炉後に置くということについてどの程度現実的だと考えているのか。
◆ドライキャスクとガラス固化体では、どちらがどういうメリットがありコストはどの程度かかるか、またリスクはどの程度なのか。
◆日本学術会議の昨年9月の提言はこの上の2つにどの程度踏み込んだものなのか。
◆100mSvでがん死確率0.5(~1)%アップというが、これは、生涯ととらえるか、1年か、どう考えているか。
◆浜松市の1年間の内部被曝は0.98mSv。となると、震災1年時点でも「福島県の内部被曝はほぼ1mSv」となんら変わりないが、そう思っていない人(福島の内部被曝は危険だと思う人)が多すぎることについての見解。
◆確定的影響には閾値(100mSv)があるが、確率的影響も「みなさんの安全のためにあるとみなしたほうがよりよい」とさらっと言った学者に、その根拠を聞かせてほしい。
◆その100mSv以下の確率的影響については「わからない」と言っているが、「小さすぎてわからない」ときちんと言い換えるべきである


これが、私が福島出身だから、そういう質問になるのであって、静岡県民としてそぐわないというのであれば、質問をかえましょう。

◆今、浜岡原発の防波堤をつくっているが、廃炉の機運がある程度高まっている。無駄になることはないのか。
◆高いところがなく、津波避難ビルもない地に住んでいる私のような人間はどうしたらいいのでしょうか。
◆南海トラフの一番高い想定に合わせて対策をしているが、それが起きる確率と、コスト等、いろいろな条件ごとに試算したものを知りたい。みんな怖がりすぎて、そちらにばかりお金をかけることが、本当によいのかと思う。なぜならば、東日本大震災はだれも予測しなかった地震だったからだ。

質問やアンケートもあったので、いろいろ上のことも書いてきたけれど、一番思うのは、やはり、どうして行政の開く会合は、上からの「独演会」にしかならないのかという、いつものがっかり感だ。議会のように原稿通りにやればいいと思っているからなのか?一般人(常識のナイ人を含む)相手であり、事前にこんなネットニュースも出ている以上、プロな方が殺到することは目に見えたはず。どうして、それに合わせた会合にしないのか、不思議だ。私が担当者だったら、前と同じやり方でやることに危機感を覚えると思う(それこそ、「危機管理課」というものである・・・)

こういうところに、持論を持っている川勝知事を呼んで、会場のプロな方と対話させたり、それから、反対の意見を持つ小出師などを読んで、県側の学者と対談させたりしてほしい。せっかくしゃべりたい人がいるんだから。

そういう方向けに対話式会合を開くのは必要だとは思う。しかし、私のように「真面目に知りたい」という、悪さはしない県民にも、きちんと答えてほしかったのだ。質問項目を書く紙は「講師1人につき1点まで」と制限されていた。これは、「プロな方対策」にほかならないからでしょう。・・・こんな姿勢だから、私にも、プロな方にも、不完全燃焼の県民講座になってしまった。もったいなさすぎる。

県には、同じことを二度と繰り返してほしくありません。



スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://leika7kgb.blog114.fc2.com/tb.php/1090-67fbb1a2