先日、親の顔を見に、ちょっとだけ帰省しました。
やっぱり、会えると安心します。
本屋さんが少なくなったのは痛いのですが、今回も本屋さんで震災コーナーを物色してきました。福島と浜松と、何が違うって、この放射線や原子力や震災のコーナーの量と質がケタ違いです。帰省したときには必ず、どこかの本屋さんに行くのですが、今回は西澤書店へ。

その前に、地元の雑誌・・・・財界福島と政経東北とタクティクス福島でど~れ~か、なんですが、前もそうだったけれど、政経東北を、また買いました。

私が福島にいたころは、財界福島が、まあ、あたりさわりのない内容、政経東北はそれよりは批判記事や問題を取り上げている印象で、「これ絶対地元紙なら出ない話だよな」のようなことが載っていましたね。それでタクティクス福島は、かなりゴシップという気が、・・・・これは私の個人的感想にすぎませんが、そういうとらえ方でした。 震災後は、目次を見ても、何といっても政経東北が充実していて(私の関心と近いということもあるのかもしれません)、案の定、新幹線車中で読みましたが、ブログにしてさらに多くの方に伝えねば・・・という気持ちに駆られましたね。とにかく、「イメージ」「うわさ」「デマ」を撲滅しようという気概に満ちあふれており、読んでいて胸がスカッとします。県民の方には、読まれることを強くオススメします。

それで震災コーナーでは、最初、民報の新刊を買おうかなと思ったんですけれど、それよりも目を引きつける本がありました。「福島再生 その希望と可能性」(池田香代子、齋藤紀、清水修二)です。

この本は、買ってその日の夜までに線を引きながらあっという間に読み終えてしまいました。これは・・・・多くの福島県内外の方に読んでもらいたい本です。抜き書きしようとすると収拾がつかなくなるので・・・いずれ、紹介することもあるかもしれませんが。




では、「政経東北」の「これぞ!」という記事については、ものすごく大事な1点記事だけ今後別立てにするので除き、特筆3点を、箇条書きでご紹介です。

◆福島の実情が理解されない

金澤記者が「編集後記」で書いています。首長選挙で、現職が次々に敗れたのは、いろいろなマスコミが復興が進まないことへの不満が原因と言っているが、「それだけか」と強い調子で、既存マスコミを批判していました。そして「『風評やいい加減なデマ』が横行し、福島県民の知らない『フクシマ』像を押しつけられている現状に辟易とする県民の意思表示ではないか」としています。私も同感です。

例えば、「滋賀県で放射能汚染木材チップが放置された」として、本宮の製材会社が中央マスコミに取り上げたことについても、その記述を読み「・・・・この記述を見て、福島県民なら『?』と思うはず」「福島県民であれば、すぐに『あの記述は間違っているのではないか』と気づくはず」「裏を返せば、福島県内の現状がよく理解されていないことを意味する」という文章が並ぶのですが、現場を知らないで遠くから言いたい放題を言うマスコミや人々が多すぎることを、指摘しており、まさにそのとおりと感じました。そして、この会社については、取材により、被害者なのだ、悪者という報道もあるが、それは濡れ衣だ、としていました。詳しい取材過程は、ぜひ現物を手にとってお読みください。

◆「医師のブライドにかけて、健康障害は出さない」

珍しく、現職で再選された立谷・相馬市長さんですが、この方がほかの首長と違うといったら、医師であることも挙げられると思います。立谷市長インタビューでは、「私はドクターですから、そのプライドにかけて、健康障害は絶対に出さない。そういう思いで取り組んでいます」という一言は、本当に重い、大事な言葉と感じました。これも編集後記で末永記者が書いていますが、「もし健康障害を出したら、一生の恥だと思っている」とまで言い切ったそうです。

ドクターで首長というと・・・これと正反対なのが某松本市長です。「医師が言っているのだから。しかも、現地で甲状腺の手術を手がけてきた医師だから」と・・・あの言説にかなりの説得力があるのではと、一時は私も混乱した時期がありましたっけ・・・。

◆大熊町の渡辺町長や堀川町議に関する噂は「デマ」

大熊町で、帰還させたい町側と、帰還できないとしている町民の間に温度差があるという特集も秀逸でした。その後、年末に出た追加賠償で、この動きは変わっていくとは思いますが、私が「これを知らせねば」と思ったのは、最後の方にある、「渡辺町長に浮上したウワサ」という段落です。

「現在、除染が進められている大川原地区には、渡辺町長の土地があり、渡辺町長はその土地を事業主体の清水建設に貸して、事務所を作らせた、除染が続く限り渡辺町長には賃料が入ってくるだろう、うらやましい。町長の立場を利用した」というウワサがあるそうです。

これについて、記事によると、直接確認したところ、渡辺町長は「無償貸与した。個人の土地を貸して仮事務所を建てた場合、農地転用などで時間がかかるため、県などと協議し、一度町に貸してから町が清水建設にまた貸しするやり方をとった。善意で提供したのにこういうウワサを流されるとむなしくなる」ということ。

また、町内に常磐自動車道のIC建設計画があるが、堀川亘夫町議が所有する土地が建設予定値になっており、こちらも地代目当てで自分の土地に誘導したのではないかというウワサがあるそうです。

これも記事によると、直接確認したそうです。「建設計画は震災前からあった。自宅と土地は常磐道のすぐ横で、たまたま土地を貸すことになっただけ。誘導したわけでもないし、そんな力もありません。そもそも建設計画自体まだ始まっておらず、契約も交わしていません」

デマは、よくないです。瀬戸市長(当時)震災直後に福島脱出・・・というデマも消えませんでしたが・・・。



★これからも、地元雑誌にしか書けない追跡記事を、報道してください★
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