いくら視聴率が高くてもドラマとしては最悪な
「あまちゃん」アフター「ごちそうさん」の理由について。
今、戦争中を描いているんですが、私にはどうもしっくりこない。つまりはこれNHKの反日報道では? ドラマの力を借りて、視聴者を左巻きにしようとしているんじゃないの?という疑問がわき上がっています。

あの当時の日本をいかに暗黒に描くか、ならわかる。そうではない。あの当時の日本に、「今の世の中、食べたいものもおいしいものも食べられなくて、なんかおかしい」と思うヒロイン(杏)を描いており、それは歴史を後から見ているからでしょうと突っ込まざるを得ない内容なのです。

こんな主人公レベル(とにかく思慮が浅い)で、「なにかがオカシイ」と思っていたのなら、もっと多くの日本人が「なにかがオカシイ」と思っていたに決まっているのです。そういう空気があったら、あんなふうに戦争に突入していないのではないかと、私は当時の書かれたものを読んで、自分としてはそう考えているのです。

あげくのはてに先日は、主人公の娘にこう言わせている。

主人公) あかん言わはんねんからしゃあないやろう?
     あんたの学校とは話が違うの。
     ご近所なんてやめとうてもやめられへんの。
     おかしいな思ても、やらなあかん事はやらなあかんの!

娘)   けど、みんながそないしたら、
     おかしなことがおかしいて言われへんまんまにならへん?  
     おかしいまんま…。


これどっかで聞いたことあると、ピンときました。

脱被曝とか脱原発とか主張される方々の意見です。「おかしいことはおかしいと言おう」というのは彼らのスローガンではなかったでした?

しかし、本来、これは言いたいことを我慢されている福島県の方々の思いでもあるはず。なのに私はどうしてそちらを想起しなかったのか?

・・・・それは、ここまで描かれている主人公の生き方が、あまりに身の程知らずで、自分勝手だからなんです。
例えば、小姑を追い出したりとか。
追い出したあげく、嫁として認めてもらいたいと食い下がるところとか。
夫のおさななじみのところにおしかけて、「妻ですからあなたと何があったか聞く権利がある」とか言うところとか。
食糧規制でおいしいものを食べられなく・食べさせられなくなって、いきなり私なんかも見たことも食べたこともない肉の塊を買ってきて、みなにふるまうとか。

まったくこんな主人公に共感もなにもできず、おかげで私は杏という女優が嫌いになりました。

どうも脚本に難ありと聞いたので調べたら、わかりました。(こちら

福島第一原発事故直後のこと、一人のママ友からメールが来ました。「ミルクを作るためのミネラルウォーターが買えない」とそこにはありました。あの頃ほどではないにせよ、今も安心できる食材を確保する為に手を尽くされている方も多いのではないでしょうか。「何故こんな事態になってしまったか」と、やり切れなさや怒り、一人の大人としての反省を覚える一方で、食材を求め奔走する母親たちの姿に、とてもプリミティブなものを感じました。
おそらく太古の昔から、母親ってこんな感じだったのではないでしょうか。木の実を拾い、安全な湧き水を汲み、子供や家族を飢えから守ろうした。そして、父親は安全な土地を探し、風雨をしのぐ家を建て、自然の脅威や襲い来るもろもろから子供や家族を守ろうとしてきた。その為にはエゴイスティックな行動も取っただろう。それ故に醜い争いも起こってきただろう。けれども、そのマイナスも含めた上で、大切な相手の「生を活かす」ことはやはり「愛」と呼ばれるものの原型なのではないだろうか。


・・・これ読んで、なんだ確信犯だったんじゃん。と思いました。
だから、夫の浮気相手に向かって、主人公に「私は妻ですから聞く権利がある」などというオカシナ言葉を平気で言わせるんです。人の心まで管理できると思っている、あまりに浅はかな脚本家。

ああ、あと一つ、腹が立ったのが、近所の人たちが出征するときに先頭に立って万歳万歳してきた主人公が、自分の仲良しが出征する段になって、悲しい気持ちになるというのも描かれていたんですけれど、これもどう見ても「総論賛成各論反対」「手のひら返し」「身内・仲良し以外は、他人事」の見本。こんな薄情なノー天気の主人公が朝ドラに出るなんて、(というかいつも朝ドラって見ていないけど)墜ちたものだ。

これも、・・・・チェルノブイリでは人ごとだったのに、3・11のときは、原発からかなり遠くに住んでいるのに、もっと遠くに避難したような人と全く同じでしょう。本当に最悪です。

NHK、視聴率がいいからって何を書かせても良いのか?
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