遠藤周作「夫婦の一日」を読んでいて「う~ん、そうなのか!」という部分がありました。
「醜悪とは60歳になっても心に静かさと安心がまだ訪れないことだった。(略)私はどこで息を引きとるのか。いつだろうか。考えまいとする。その想念から逃げるため早く眠ろうとする。老いの醜悪とはこのあさましい執着から離れられぬことだ」

「老妻はすぐそばで規則ただしい平和な寝息をたてている。自分の眠りと彼女の眠りの深い差を思った。神はある者には老年と共に安らぎを与え、他の者には老年と共に死の恐怖、生命への執着、生き残る者への嫉妬、醜いあがきを与える」


それほど信仰というのはいいものなのでしょうね。今、幸福の科学を信じて引退騒動にあるタレントの話がテレビからよく聞こえてきますが、いくら文化人がああだこうだ言っても、当の本人には全く関係ないんでしょう。週刊文春であの林真理子さんが「フミカちゃん、まだ間に合う」という見出しのコラムを書いているようですが(内容未読)、才媛ハヤシさんをしてもそういう認識なのですね。

遠藤周作は学生時代、いろいろ読んでいましたが、年とってから読むとまた、いろいろ「なるほどな~」という発見があります。田中麗奈さんが深夜ドラマで恐ろしい女医役を演じているドラマも彼の作なので、昨日録画してみました。あとで楽しみに見ます。

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