資源エネルギー庁は、核廃棄物の最終処分場候補地策定へ、科学的特性マップを公表しました。
4月の時点でどういう流れだったかはこちらのブログに詳しく、参考になります。

世耕経産大臣は、福島県について「東京電力福島第一原子力発電所の廃炉や除染作業などが優先される。地図についての対話活動は予定していないし、高レベル放射性廃棄物の問題で何か負担をお願いすることは全く考えていない」としているそうです。
つまり「福島県の中間貯蔵施設に保管するのは、30年間。それ過ぎたら県外へ」という前政権時代の約束事を踏襲するという態度をこの科学的マップを提示することで、具体化への一歩としたいのでしょう。

ただ、混同してしまいがちなのは、今回提示された最終処分場というのは、2011年の原発事故の放射性廃棄物だけではなく、これまでに発生してきた高レベルの核廃棄物やこれから廃炉に向かう原発から出る核廃棄物も含む、というかそれが主だということです。現在福島県浜通り地方に予定されている中間貯蔵施設は、除染の土など低レベル廃棄物が量としては多いと思います。
最終処分に至る前の「中間貯蔵施設」というのが紛らわしいため、2年前に日本学術会議は「暫定保管」という言葉を出してきました(しかし暫定保管の場所と最終処分の場所は同じではない、ともしています)。

これまで、関心のある自治体が手を挙げたり、国が隠密裏に勧めてきて適地だとして打診しても断られ・・・ということが続いていたので、国としてはやり方を変えたのでしょう。一応全土が対象で、火山等危険なところなどは除外、海岸線は輸送しやすいのでより適している・・・という透明性の高いやり方であることは確かです。

私の住む浜松も、最適地である全体の30パーセントに入っています。私はいいと思います。宮城・岩手のがれきを受け入れる際に、反対運動が起きたのをつぶさに見てきた経験からすれば、またあの人たちががーがー言うんだろうと思います。・・そういう人たちは何の処分場も嫌なんだですよね~(→最近では天竜川沿いの最終処分場の受け入れ反対している)

こんなばくぜんとした色分けの段階で、すでに反対・拒否を表明する自治体があります。
北海道
鹿児島県南大隅町・旧笠沙町(現南さつま市)・宇検村
三重県
(以下見つけたら追加)

2年前の学術会議の提言を読めば、こういう拙速で過敏な反応は、ちとヒステリックかと思います。「自分ファーストだな」と、思うだけです。
↓↓
「高レベル放射性廃棄物への対処の必要性と緊急性は全国民が認めざるを得ないことであり、その方策を具体化することは国民的利益にかなうものである。ただし、核のごみの暫定保管施設や最終処分場が設置される地域の数は限られるため、一部地域への負担の強制と、他地域の「フリーライダー(ただ乗り)」化が起きる可能性がある。

このため、暫定保管施設や最終処分場の立地候補地選定とそれらの施設の建設には、以下の3点を確認する必要がある。
第1に、このような施設建設の作業が、将来世代にわたる国民の利益にかなうものであること。
第2に、この国民の利益を現実化するためには、特定の諸地域に「施設受入れ」という負担を引き受けてもらうしかないこと。
第3に、最先端の科学技術に基づいた設計・建設を行うこと」


どこで読んだか忘れましたが、高レベル廃棄物はガラス化固体に閉じ込めるようですが、全原子力発電所から出た廃棄物を閉じ込めた総量というのは、思ったよりも多くないみたいなんです(うろ覚え、探し中)。
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