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「ペットは保護したのに、家畜はどうして殺処分にしたのか。ペットと家畜の線引きは?」というある方の疑問を読み、改めて、被災動物・動物倫理に関した考察をされたノンフィクション作家・眞並恭介氏の文章を読んでみました(「福島はあなた自身」に収録)。
文章を読んでも、感じ方はひとそれぞれだから、多くの人にこの文章を読んでもらいたいなぁというのが、一番の私の言いたいことです。どうしたって、私の感想文は主観的になってしまうからです。・・・この「福島県のことに関するもろもろの問題について感じること・行動することは、すべて、あなたの考え、生き方、人間性を表す」ってことだからです。他人事ではないんだよということなんですが・・・・なかなかこの手の本が売れない=福島の問題は、ローカル問題になりつつあるということなんです・・・

私は、ペットを飼っていません。だから犬猫を家族同然に愛する人の気持ちはわかりません。仕事がら、犬には吠えられるし、かまれたことも2回あるし。「他人には吠えるけど、私には吠えないから、私のことを家族と思ってくれてるのね」って、杉咲花ちゃんがラジオで言っていたけれど。ハナちゃん大好きだけど、まいどまいど吠えられる私はちょっとイラつく。しかも、重いペットの砂とかペットフードとか運んで行っているんだよ。

と、話がそれました。

逆に、牛さんには思い入れがあります。父の実家は宮城県七ヶ宿町の米農家で、乳牛も2~30頭飼っていたからです。私は夏休みに泊まりに行っては、牛さんを見て過ごしました。家に小屋がくっついていて、そこには、赤ちゃん牛ちゃんが暮らしています。小さいのです。別棟の牛小屋の牛さんはやっぱりおっきくておっかなかったのですが、赤ちゃん牛はかわいいかったです。

大きい牛さんにも、草を取ってきては食べさせたりしました。長~いべろで、からめとるように食べるのです。いつも、よだれを垂らしています。おしっこが出るときは滝のようです。おしりに蠅がたかるとしっぽで蠅叩きみたいに、ビシ!っと追い払います。

ある時、牛さんの出産があり、父が手助け(助産)するのを見ました。牛は苦しそうでした。なんか、いろいろ手順があるみたいです。無事生まれて、うわーお父さん、すごいな~!!ただの理科(生物)の先生じゃないな~!と思いましたね・・・・。

酪農家にとって、牛は飯のタネとだけは言えない存在なんだと、眞並氏も書いていますが、そうだと思います。

今、父の実家は酪農はやめてしまいましたが、もし、まだ酪農を続けていて、そこが、双葉郡にあったのならと私は考えます。どうしただろうか?

双葉地方では、牛を放つか、つないだままにしておくか、農家の判断は分かれました。でも、肉牛は放たれ、管理の必要な乳牛は牛舎で餓死が多かったそうです。肉牛はある程度、放れ牛となって生き延びることはできますが、乳牛は乳を搾ってやらないと、乳が張って苦しむ。つまり人間の手なしには、生きていけない体になってしまっている・・・。「結果として、警戒区域内の乳牛は安楽死処分を待つまでもなく、乳を地にしたたらせながら飢えていき、餓死に至りました」。写真が載っています。肉牛だって、小さいときに口の周りから頭に回すタテゴという綱が、顔の肉にギリギリ食いこみ、化膿して衰弱しする事例もあったようです。自力で出産できず、胎児の足がお母さん牛の体から突き出ている状態もあったそうです。

どうすればよかったのか、答えはなかなか出ないまでも、まず、そういう事実を知る人が少なすぎるのが問題なのであり、私は今からでも、この「福島はあなた自身」を、一人でも多くの方に読んでもらいたいと思っています。まず、この写真の数々を見てもらいたいです。

私、この本が出た時点で、浜松市図書館に、「この本入れたらどうですか」メールしたら、「納入を前提に選書委員で検討します」と返事がきました。その後、近くの図書館に、入っているのを見つけました。すばらしい!

だから、これを見てくださっているかたの近隣の図書館にももしかしたらあるかもしれません。ぜひ読んでいただきたいです。
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