9日の勉強会では、宇野先生が何種類かのガイガーカウンターを
持ってきて見せてくださいました。
私は福島の外にいるので、どのぐらいこういう計器類を皆さんがお持ちなのかよくわかりませんでしたが、出席者の方にとっては慣れたもののようです。「会社から貸し出してもらえる」「町内会で貸してもらえる」「私の周りでは結構持っている人がいる」「いや私の周りでは持っていない」「うちの町内会長さんは『んなもんいらねぇ』って言って・・・」←大笑いになりました♪

ボランティアで計測をされている方もおり、「みんな使い方がわかっていない」と嘆いてもおられました。宇野先生も、計器によってだいぶ誤差が出るということを指摘していました。
「シンチとガイガーの区別もつかないのに・・」という発言があったのですが、ちょっとまてよ、私も知らない!!と思ったのですが、いつものように口下手の私は聞けずにすぐ次の話題に話が移ってしまい・・・

11日に福島に来られた、大分の放射線技師のアカペラさんに聞いたら、
シンチレーションカウンター:放射線を測る。
ガイガーカウンター;放射性物質を測る。
だから、ガイガーカウンターで食品などは測れないのだが、勘違いし、昨年の3月にビックパレットに計測に行った時も、「これを測ってくれ」と、食べ物を持ってきた方がいたそうです。

そして、前に戻りますが、その計測のお手伝いをされている方は、「貸し出すためにはいろんな線量のところで測らなければいけないので、いろんな較正をかけないとならない」「数値に踊らされてはいけない」ということを話していました。

アカペラさんも、いろいろネットなどで計器の使い方を書いている一般の方の文章などを読み「この使い方では、困るな」と思うことが多いそうです。確かに素人としては、そこで測ったものがすべて、というふうに解釈しがちですものね。

アカペラさんは、11日に、yさんと甥ごさんと一緒に南相馬方面に行かれたんですが、その後、その甥ごさんが持っている計器と、その測り方についても、正しくないと感じたそうです。だから、「正しい測り方を福島ではもっと教えないとならないのではないか。自分ではその手助けができないかと思う」とおっしゃっていました。
アカペラさんは、「今後、除染ボランティアに来て、どういうふうに現場で測られているか見てみたいし、何か助言ができるのであればしていきたいと思う」とのこと。大分から夜6時過ぎに飛行機で羽田、深夜に高速バスで早朝福島入りという強行日程ですが、「こういう手順で来れば来れるっていうことがわかったので」「早く予約すればけっこう安くとれます」とにこやかに話しておいででした。すごいと思いませんか、この、「福島愛」。もう手を合わせてしまいますよ。アカペラさんは今ブログで少しずつ福島とご自身のことを書いておいでですのでごらんくださいね。
(途中みたいですが)http://blogs.yahoo.co.jp/wmjyp345

アカペラさんは甲斐倫明氏と親交があるそうです。甲斐氏が言う、「放射線に関しては、正しく計測して、開示し、それをしっかり管理し、そして継続していく」ことだという意見に賛同するとのことでした。

数値というのは、解釈方法もいろいろです。福島の勉強会では、グリーンピースの団体が、地面すれすれのところを測ったり、側溝など「高い場所」を捜して測り、自分たちの測った一番高い数値を利用して福島を煽っているのではという意見も出されました。較正というの(この言葉も私にはいまひとつ難しいのですが)をかけていないということでしょうか。とにかく、数値は昔から、何かのために利用されてきたのは事実です。だから、数値の罠に陥らないようにしなければなりません。

そして、単発であっちこっち測るのではなくて、定点で、それが時期が過ぎてどうなるかをしっかりと継続していかなくてはならないんだなということも感じました。
たとえば、自分の子供が、隣の友達よりもテストの点は悪いけど、そこを比べて怒らないで、自分の子供が勉強をしたら過去からどういうふうになってきたかを認める。というようなことか・・・。


※余談ですが、甲斐氏は、震災直後から政府に放射線関連のことでいろいろと申し入れをしているのに、まったく聞き入れられず、あげくに、一部住人からは「御用学者」のレッテルをはられ、すっかり懲りたそうです。今は(まあお忙しいこともありますが)マスコミ取材などほとんど受けていないそうですが、アカペラさんがあるときに大分合同新聞の記者に口繋ぎをしたら「やっと甲斐先生に取材ができた」と感謝されたそうです。

甲斐氏に限らず、そういう方は多いのではないでしょうか。本当に日本の損失です。心ある学者の方々が、国民のためにいかんなく専門性を発揮できる場を、私たちが一般人がつくっていかないとならぬと思うところです。

こうやって何回も測るのかな。


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