学習指導要領が変わって冊数すら変わった大日本図書、
長男も使っていました。単元名は「たいせつなエネルギー資源」
早野先生が震災後に書きくわえた、と
松本講演のときにおっしゃっていたものです。
やっと長男から借りました。
(ふだんは教科書を学校に置きっぱなしだった・・・いいのか!)

メモします。

【1】わたしたちのくらしとエネルギー
?わたしたちはどのくらいのエネルギーを使っているのだろうか?

○日本人一人当たりの平均エネルギー消費率
家庭:1=約500W
学校オフィス商店:1.2
自家用車と旅客輸送:1
産業:3
貨物輸送:0.6
発電など変換時に熱となるロス:4



これを全部合わせると、約5.7kW

○人間の平均仕事率:100W=「一人力」=5.7kWを人間の力で賄うとすれば、約60人も必要ということ。

○家庭で使われているエネルギーの種類
電気 5割
都市ガス 2割
灯油 2割
LPガス 1割

○エネルギー消費の推移
現在は、1960年代後半の倍以上

<わたくしの感想>現代日本人はエネルギーを使い過ぎているのだ
◎できれば世界各国と比べてほしかった。

【2】電気エネルギーのつくり方
?電気エネルギーはどのようにつくり出されるのだろうか?

◆エネルギー自給率:4%

◆(火力、水力の説明もありまして)原子力発電:「ウランが原子が核分裂して出すエネルギーで水を加熱して高温の水蒸気をつくり、発電機のタービンを回す

ウラン 核エネルギー(原子炉)
→熱エネルギー(熱交換器)
→運動エネルギー(タービン)
→電気エネルギー(発電機)→電気

水力発電は、位置エネルギー(ダム)→運動エネルギー(タービン)→運動エネルギー(発電機)→電気エネルギー
火力発電は、石油など化学エネルギー(ボイラー)→熱エネルギー(タービン)→運動エネルギー(発電機)→電気エネルギー

→(発展)核エネルギー発生の仕組み
1つの原子核が2つにわかれることを核分裂という。核分裂で生じるエネルギーは核エネルギーといい、燃焼などの化学反応とは全く異なる仕組みで発生する。
例えば炭素を燃やすと
C+O2→CO2
という反応により、固体だった燃料が気体に変化するとともに熱エネルギーが生じる。このとき炭素や酸素などの原子は変化しない。

一方、原子番号92のウラン原子の核分裂では、原子がほほ半分に「割れ」て、ストロンチウム、ヨウ素、キセノン、セシウム(それぞれ原子番号38、53、54、55)など、まったく別の種類の原子に変化し、そのときに化学反応よりもはるかに大きなエネルギーが生じる。

<わたくしの感想>
原子力発電は効率がいいのはわかった。火力と原子力は、水蒸気が重要で、冷却水が必要で、水力は水が原料(って言い方変だけど)。。発電には水が欠かせないこともわかった。原子力発電が複雑すぎて人間の手に負えないという意見があるが、図解を見ると、火力と似通っており、単純に見える。水さえあったのなら・・・と思うのだけれど、違うのだろうか。



【3】エネルギー利用の課題
?エネルギーを利用するときは、どのような点に注意すべきだろうか?

ウランの確認可採年数も100年。
石油42年、石炭133年、天然ガス60年。

化石燃料・・・・×温暖化

原子力・・・・×環境への影響:核分裂によって大量の放射性物質が原子炉内にたまり、それが原子炉の外にもれる
と土壌、水、農作物、水産物などを汚染し、人体に健康被害が出るおそれもある。
(※ここで「事故」とは表記していない。ただたんに「もれる」という話だ。欄外に、「福島第一原子力発電所の原子炉が破損する事故が起きた」との表記)
×原子炉からとり出した使用済み核燃料の中には、1000年以上も強い放射線を出し続ける放射性物質が含まれるため安全に管理しなければならない。
○少量の核燃料から、大きなエネルギーを得られる、二酸化炭素を発生しない

◆放射線
レントゲン:クルックス管から「未知のもの」、X線の発見
ベクレル:ウランから、「何か」が出ていることを発見、放射線と名付けられた。
キュリー夫妻など:放射線にはプラスの電気を持ったα線、マイナスのβ線、電気を持たないγ線があること
ウラン以外にも放射線を出す物質があること

現在では:X線とγ線は光の一種
α線は高速のヘリウムの原子核の流れ
β線は高速の電子の流れ

性質①目に見えない
②物体を通り抜ける能力(透過力)がある
③原子をイオンにする能力(電離能)がある

◆自然放射線
大体年間2.4ミリシーベルト被曝している
体内に取り入れた放射性物質からける放射線の量(※内部被曝のことかな?)
1)呼吸により1.26ミリシーベルト
2)食物などから0.29ミリシーベルト
体外から受ける放射線の量(※外部被曝だと思う)
1)大地から0.48ミリシーベルト
2)宇宙から0.39ミリシーベルト

◆放射線の利用と人体
医療技術など説明。胸のレントゲン撮影1回の放射線量は0.1ミリシーベルト。

(※このページには、放射線測定器の写真などがあり、「やってみよう・・・放射線量をはかってみよう・・・身の回りの物体、教室の中校庭など」とあります。半減期の話もある。)

<わたくしの感想>
◎自然放射線の内訳がここまで細かいのは初めて見ました。この内部被曝と外部被曝という言葉を表記することなしに生徒に伝えようとした円グラフは秀逸だと思います。内部被曝の内訳は、食品より大気中から吸うもんが圧倒的に多い(講演で、早野先生はラドンと建築のときの基準のことを話しておられました)ことも。これを多くの不安な人にも、内部被曝が怖い人にも目で見てもらいたい。ただ2.4ミリシーベルトというのは世界平均なので、日本としては?


◆再生可能エネルギー
今後への、いろんな話。(略)






ここまで書いてから、書き換え前の同単元を載せている教科書を読みました。
だいぶ違います。早野先生も前の教科書に、名前は連なっておられませんでしたので、ここの部分は、ほぼ、早野先生がおまとめになったと考えてよいかと・・・。

ありがたいことです。これ、もっと多くの人に知らせることはできないもんでしょうかね。

前の部分は、まさに、平和時のエネルギーの単元という感じです。
また続編で書きたいと思います。

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