このごろ「自主避難者」という言葉を使うのをとめています。
理由は、「がれき」に抵抗感を感じたのと同じです。
私は、「それを使われる当事者が不快感を持つ言葉は使わない」ようにしています。いかに、目を引くから、また言葉がキャッチーで短く、いろいろな意味を包含して機能的にすばらしくとも、言われている人が「感覚的に嫌」なものを、外の人が呼称するのはよくないと思っているからです。「フクシマ」もそうだといえば、おわかりになりますでしょうか。

「自主避難者」と人は言うけれど、なにも自主的に、出たくてふるさとを出たんじゃない、・・という文章をほんの最近読んで思いました。「自主避難者」というのは、当人たちがつけた呼称ではないのです。だからちょっと、この言葉を、考え直してみた方がいいと思っています。




今回は、避難区域からか否かの分け方はしていませんけれど、母子の避難が多いこと、近県であることから、区域外から避難した方も多く回答されたと思われるアンケートの結果です。(読売)

県内から山形県に避難した158世帯(うち78・2%が母子のみ)、回収率46.8%、75%が末子年齢0~2歳。山形大、山形市のNPOが主催のイベントに参加した人たち対象=ということは、少なくとも、こういうところに出ていこうという前向きな母親であるといことです。(引きこもっている人はこんなイベントに出ませんから)それでも、「山形で日常的に連絡を取り合う友人の数」、18・5%が「いない」

◆震災前との健康面の変化
気分が落ち込む・不眠などの精神的不調がある:75.3%
頭痛・体調崩しやすい:63.3%

◆子供について
落ちつかない・表情が乏しい:32.9%
身体的不調増える:33%
(※思ったより少ないという気がする。ほんとうか?不調は本当に3人に1人なのでしょうか。親が3人に2人なのに。子供見てる?)

◆孤独
よく感じる:10.1%(※9割は「よく」は感じてないんですね。)
ときどき感じる:63.3%(※ときどきすら感じない、という4割弱の人の心の在り方こそ私は疑問)

◆どんなときに孤独か
子育てを助けてくれる人がいない、などが目立った

◆子供と父親が合う回数
月に2~3回:36.1%
週に1回:32.3%
月に1回以下:1割以下

◆自由記述
子供のために避難しているのに「パパに会いたい、さびしい」と子供に思わせている
精神的な支えがなく、疲れがたまり子供に当たってしまう


◎日本福祉大の渡辺顕一郎教授(児童家庭福祉学)
「母親に不安があると子供にもでてしまう。子育て支援や相談の充実など、母親が孤立しない対策が必要だ」




いや、各地の「支援」、間違っていませんか?

放射線の正しい知識を知らせ、質問も不安もなんでも受つけられるような、小ぢんまりした勉強会をどんどん開いて、本当に福島に帰れないのかを逃げずに考えさせる取り組みでなければ、根本的な支援にはならないと私は思う。

この偉い先生の言っているのは、各所の団体の、「対処療法という名の自己満足」にすぎないのではありませんか。

アンケートには、児童心理の専門家とともに、放射線の専門家も一緒に参加して分析すべきだったと思う。


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