医大の放射線科の宮崎真先生
日本診療放射線技師学術大会@名古屋 における講演を

リーフレインさんが聞かれてまとめたこと、私の疑問をお聞きしたらリーフレインさんから答えていただいたことなどから、再度、甲状腺検査の解釈について、まとめてみます。
おととい、かなり頭を使って書いてからも、なんつうか締りの悪い長文だと思っていましたので、そちらは削除しました。

◆嚢胞の大きさはさまざまだが、A1とA2のうちの3mm以下をあわせると全体の83%。しかし、数値がわからず、A2とだけ結果が来るので、不安になる。 情報の開示と説明は必要だが、人出(不足?)の問題はあるという。

2012年9月11日公開
甲状腺検査の実施状況(平成24年度)及び検査結果(平成23年度・24年度)について
(PDF)http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240911siryou2.pdf

9月11日の県民健康調査資料から、嚢胞のページ
http://t.co/nzcgLFNq

◆どこまででラインをひくか、というのは、山下先生ではなくて鈴木先生が決めた。
◆普通は3mm以下の嚢胞はカウントしない。
◆たしかに、数は多い。ただ、今回は、おそろしく慎重な鈴木先生(※これ有名な鈴木真一先生かどうか不明です)が特別丁寧に、可能な限り、1mmまで拾われたので、嚢胞カウント数は多いという見方もできる。カウントしたものはA2判定となっている。
◆嚢胞が困るのは、水が入った嚢胞ではなくて充実した嚢胞だが、充実したものについてはB。(同じ大きさでも)
つまり、リスキーな嚢胞はしこりと同じ扱いで、再検査へ。
(※2年後の検査で大丈夫な人がA2判定だと思っていていいと、リーフレインさんは思っているそうです)

◆ここで、先生の慎重さなどおのおのの条件のもと、割り引いても「数が多い」ということになった場合、初期のヨウ素被曝の影響が出ているのかどうか、それを推定するためにも、行動記録からのデータが重要になってくるということです。




次に、関連し、県民健康調査の外部被曝線量推定のための行動記録について。

◆行動調査は、初期のヨウ素吸入による被ばく量を推定するために必須
◆まだ22.9%しか回収ができていないので、ここはぜひご協力を。
◆県民健康調査、WBC計測、ガラスバッジ、空間線量・・・調査計測は進んでいても、結果の伝え方が丁寧ではないので、県民の方に意味が通じてない

※リーフレインさんによると、「本来なら、行動調査による被曝量と、甲状腺エコー結果を突き合わせて、被曝線量と嚢胞数のパーセンテージをだすべきだが、二つのデータの互換性がまだとれてないようだ」ということです。福島県頑張れ!

1人でも多くのデータがあればあるほど、確度も高くなるのではないでしょうか。行動記録の意義をわかった方は、提出してほしいと思います。

精密検査こそすべてで、行動記録など二次的なものでしかない、というお考えの方は、医学や医療を過信してはいないでしょうか。日々の外来診療でも、よい医師は、患者への問診、視診、触診などを重要視しています。

県も医大も頑張っているので、県民の方も、提出をよろしくお願いします。



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