原発都民投票は形にもなる前に消え去ったが、
浜岡原発のお膝元は、そこそこ実現に近づいたので、メモ。
やはり、原発を抱えない東京都民と、原発を抱える静岡県民の違いなのでしょうか。全国的に、この静岡の浜岡原発再稼働是非を巡る住民投票条例案の県議会での否決は、どの程度の大きさで取り上げられたんでしょう。

読売遠州版と日経静岡県版からまとめ

2011.5 菅首相の要請により浜岡停止
2011.11 中部電力、防波堤本体工事開始
2012.5 市民団体、署名開始
川勝知事、否定的見解
     「相当な公費がかかり、拘束力もない」
2012.8 市民団体、条例制定を直接請求
     川勝知事、一転、賛成の意向
     「できる限り実現する方向で議論する」
     県が条例案の法制度上の問題点を指摘
2012.9 9月議会で、川勝知事、条例案に賛意を付す
2012.10 総務委員会が全会一致で条例案否決
     非自民会派の一部議員が修正案提出に合意
     最大会派自民改革会議、修正案に反対へ
     最終日に、原案、修正案とも否決

この先 市民団体、この先の署名集めはせず、知事提案で再び提出を要望
    川勝知事、再び直接請求は可能との見解、知事提案は否定的
    御前崎市長「国がビジョンを示すべき」
    永久停止求める牧之原市長「県と県議会は早急に判断すべき」

感想
藤枝市41歳女性「社会は原発反対の方向に見えるが、実際の民意はどうなのか。投票することで白黒はっきりさせたかった」
浜松市82歳女性「原発に何かあれば西部地区にも少なからず影響がある。県民全員の意見を住民投票で効くべきだった」
静岡市21歳女性「学生でも原発について真剣に考える機会が失われたことはもったいない」
浜松市68歳女性「仮に投票になったとしても、原発の危険性に関する情報が不十分。どちらに投票していいのかわからない。投票結果は、原発の再稼働に直接結びつくものではないのだから、多額の予算をかけてやる必要はなかった」

そろいのTシャツの市民団体「原発県民投票静岡」
「16万人の期待にこたえられず、署名を集めた責任を感じる。議論の争点を手続きの不備にすりかえ、県民投票の是非そのものについて本質的な議論がなかったのは議会の怠慢だ」

御前崎市民
署名した60歳女性「原発という重要な問題の賛否に、地域の住民が関与していけないのはどうなのか」
80歳男性「再稼働へ向けた動きが阻止されてよかった。昔は原発に仕事をもらっていたが、福島の事故を見ると、このまま止まっていてくれた方が良い」




署名(静岡県人口375万人うち、16万(浜松市人口は80万弱です)を集めているのも見たことあるし、恐らくこの団体が開いた講演会(南相馬市長と清水・前福大学長が浜松に来た)にも出たことがある。

【10.16追記】

読売同日遠州版、連載3回の3回目
◆市民団体は、投票資格者は18歳以上とした。だが、県は、その条例案の規定に対し、選挙人名簿は20歳以上なので、18歳以上の名簿を作って投票を行うのは、現実劇ではない、という県の見解。
市民団体(鈴木望代表)は、若い人たちが一番に影響を受ける問題と考えたから、と理想を込めたという。
◆山梨学院大の江藤俊明教授(政治学):議会は住民の代表機関なので、「原発は国策だから」というのは否決の理由にはならず、無責任だ。知事と議会は住民と話し合っていく場を作ることが急務だ。

対して、日経静岡版の記者T氏のコラム「茶ばしら」では、以下のコメントを「腑に落ちた」とする見解:県議会の小楠和男議長「直接請求は認められた権利だが、原発問題は案件としてふさわしいのか、課題は多い

この太字の部分がかみ合わないと思いました。日経と読売(がもってきた専門家の意見)の見解の相違。



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