不安な友達に、説明するときのために、という表現を探すと
やはりやぁどさん(TUF報道局長)の文章が
一番、わかりやすいと思っています。
やはり、【人に伝える】というプロであり、【福島で生きている】という当事者のやぁどさんの言葉は、短く、力強く、過不足ないと、いつも参考にしています。

メモにしました。皆様も、身近におられる不安な方と話すときに役立ててください。
http://blog.goo.ne.jp/yi78042/e/e1474aef0ea557c134e861053060ad70より箇条書き化。


【1】「チェルノブイリに学ぶ」とは?
×「チェルノブイリではあんなに被害が出た。だから福島もそうなってしまうんだ」と思いこんでパニック的行動
○チェルノブイリと福島の数値を冷静に比較検討して、それに基づいた行動を取ること

【2】数字で比較
◇チェルノブイリのデータ
15Km圏内24,200人の住民の平均外部推定被曝量:450mSv弱(僅か2週間足らず)
→1000mSv(1Sv)を超えた人も少なからずいたはず
◆福島のデータ
線量の高い浪江や飯舘・川俣町山木屋の人たち15,000人弱を対象にした推定被曝量:平均は2mSv未満
最大で25mSvにすぎない

【3】何が違うのか

①もともとの放射性物質の放出量の違い:
◆福島はチェルノブイリの7~8分の1。陸に落ちた分での割合はもっと少ない。

②大量放出された時間の違い:
◆福島の場合大量放出があったのは3/15と3/20~21にかけての一部の時間。
◇チェルノの場合はむき出しになった炉心の周りで減速材の黒鉛が2週間近く燃え続け、その間大量放出続いた。

③放出された核種の違い:
◆福島で放出された核種は主にヨウ素とセシウム(キセノンもかなり出たが、非常に軽いため上に昇って四散・崩壊したとみられる)。
◇チェルノではストロンチウム・ジルコニウム・バリウム・ランタン・ニオブe.t.c、ありとあらゆる放射性核種が大量放出。これらの多くは半減期は低いが、空間線量への寄与率はセシウムを上回るものが多く、それらが火災の間放出され続けたことで外部被曝を大きく増やした。

→こうしたことから、チェルノでの初期の外部被曝は福島での数百倍の数字となったと思われる。

【4】チェルノブイリ地域における健康被害について
◎チェルノの事故に関して国際機関で認められている健康被害は、「6,000人の小児甲状腺がんだけ」とされている、(やぁどさん個人は、因果関係の証明は難しいけれど、実は他にもがんの上昇とかはあったのではないかと認識。来月ベラルーシに行くので、このあたりも聞いてきたいとのこと=菅谷市長はがん以外の健康被害を力説しつつ、未だに「独自のデータ」を出してくれていませんので、やぁどさんの取材に期待します)。

◎これだけ圧倒的な初期被曝の多さ
◎いまだに続く食品由来の内部被曝の多さ
(WBCの結果を見れば福島事故の内部被曝がチェルノより2~3ケタ低いことは間違いない)。

【だから→1に戻る】
福島はチェルノブイリには決してならないと確信しています。
皆さんには冷静に実際の数字を見て、納得行く判断と行動を取っていただければと思います。





※一部追記

やぁどさんの、チェルノブイリとの違いに追加したんですが、やっぱり理由が質的に異なるので、削除しました、つまり以下の点があったからこそ、上の3つのデータが出てきた、ということになるのです。以下の点は、データというより予測的意見が多いと思います。(でも結果としてどれもあてはまったということになります)
つまり、
・先日の医大の通販生活紙上の回答にあった、「日本人は海藻をよくとっているので、甲状腺が安定ヨウ素で満たされており、放射性ヨウ素を取り込みにくい体質だ」ということ
・同じく医大の回答にあった「出荷規制がなされたこと」
医大の回答こちら
→つまり、医大の回答は、データと、理由とが混在しており、やぁどさんの3点より、わかりにくいとも言えます。
・震災直後の週刊朝日における山下先生と鎌田医師対談にける、山下先生は天候の違いについて。すなわち、日本は雨風で、どんどん放射性物質が移動し、流れ去っていくということ
・また、やぁどさん言及の7~8分の1という点については、昨年6月の野口邦和先生が講演で話しておられたことと一致します。こちら


私もお手伝いをしている家族のリスクマネジメント勉強会では、「科学の前の話をしよう」というコンセプトがあります。私が前々から求めていたことだ!と思いました。不安な人は、難しい理論を言われても、なかなか頭に入っていかない。そして私自身も、そういう理屈が苦手なため、「私レベルでもわかることは?」と探し続けてこれまで書いてきたようにも思います。でもどうも文章が冗長になりがち。いくら、このブログが「命をかけた趣味」とはいっても、所詮、趣味は趣味なのでどうしても独りよがりの世界にはまります。

本日、朝、ツイートを見つけましたが

渡邊芳之‏@ynabe39
ネットで「誤解された」ときにはまず「自分の文章能力や書き方の問題」を考えるべきで相手の「理解力」とか「解釈」の問題を考えるのはその後でよい,というのは自分自身も何度も痛感していることだ。


心あたりがあり過ぎ!な話です。

人は案外、長文を読めません。ネットをやっていると、勘違いしてしまいますが、ネットの長文を読めるのはごく一部の活字好きな人だけなんですよね。絵とか描ければよかったなあと思います。

「科学の前の話」について、今後も、考えていこうと思います。やぁどさんを見習いつつ・・・。


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