豊橋茶話会の、完結編です。時間かかりました。
6回シリーズと言いましたが、今回で長めですがまとめとしました。

◆被曝は「初期(吸入)被曝」と「経口被曝」を分けて考える

ノルウェーは初期被曝がないので、日本との比較の意味でチェルノブイリのコホート調査を参考(オックスフォード大・エリザベス・カーチス氏)
初期吸入:2万~20万bq。一瞬なので、30~300mSv。
1日2~4000bqを毎日1カ月食べると、大きい。一番ひどい人で4~500mSvとなる。

つまり初期被曝の時期、事故後1カ月の食べ物というのは非常に大きい。

ソ連は事故後1年間ひどかった。ウクライナはひどい。5年後までほったらかしで、1997年からやっとしっかり管理。ベラルーシは比較的早く気づいた。1990年には管理体制がしっかりとしている。
(ウクライナとベラルーシがどうして違ったかというと、ウクライナは民主主義で管理しようがない、ベラルーシは独裁体制で、食品管理が可能だった)

日本における経口被曝

日本ではその1カ月、東北では物流がとまったこともあるし、水もすぐ規制がかかった。→日本は物流がしっかりしていてよかった。助かった。
ヨウ素のガスを吸入するよりも、経口で汚染された食べ物を摂取しての影響がものすごく大きい。

◆日本におけるセシウムの初期被曝


平田病院の、同一人の2カ月後継続検査は貴重なデータ。
昨年9月、5000ベクレル。その後11月の検査から、減衰レベルがわかり、事故直後は、マックス1~2万ベクレル吸入と推定できる。
リーフレインさんは、このデータを見て「ああ、これで日本は大丈夫だ」と思ったそうです。

◆日本におけるヨウ素の初期被曝


これはわからない。1人だけでも測っておけばよかったのに。東電の作業員でだれか測っている人がいればいい。半減期が8日間と短いためで、今からはもう測れない。

◆一番怖いのはヨウ素。セシウムなんて「たいしたことない」

相田先生が指摘。
ヨウ素は半減期が短いから大丈夫だと思っている人が世の中ものすごく多い。しかし短寿命の核種の方が危険。だから「ヨウ素が危険だ」と言おうものなら「え、ヨウ素まだ出てるの?」という解釈をする人が多すぎる。
リーフレインさんも賛同
(きちっとした)(こころある)専門家は、当初から、「セシウムはまず、いい、ヨウ素だ」ということをずっと警告してきた。

15日未明の風向きが、いわきから茨城栃木の北部に流れて行ったということは知られている。これがヨウ素の流れで、有名な、飯舘村~福島市ラインはほぼセシウムの流れだ。

嚢胞があるとことについて「大変だ」ではなく、「もし万が一」という観察が必要。「大丈夫」とは言えない。

※ただ、甲状腺の場合は、若いほど進行が遅いという。そして、今回は、普通の検査なら拾わない大きさのものまでぜーんぶ拾ったという。それに甲状腺がんは予後がよいという。いくらでも安心材料はあります、ただ「がんになる確率は0%」と言えないということ。科学とはそういうものなのですね。

◆セシウムが崩壊して出た放射線は体のどこに影響を及ぼすのか?

【この部分内緒さんから「ホントかな?」とご指摘あり、今、調べ中です。ここは読み飛ばしてください。内緒さん、ありがとうございます!】セシウムは、崩壊するときにβ線、γ線を出すが、1回の崩壊エネルギーは、カリウムの方が大きい。カリウムは98%赤血球に行くので、それは安心=赤血球は1日に2億作って2億捨ててるぐらいだから。どんどん使い捨て可。だからカリウムはいいんだけど、セシウムは、4分の1が血漿に移行する。これが怖いのだという。何か病気がある、傷があるところに集まるので、その動きまで追えないので注意する必要があるという。どこの臓器に集まっているのかはわからない

【内緒様へ】→セシウムが移行した25%はNaに引きずられ、リンパ液に移行する。Kとは違ってどこにいくかが読めないので心配だが、福島のもともとの被曝量は少ないので、問題にするほどではない。バンダジェフスキーさんが、筋肉に900行って、ほかに1200行くといっていたが、それはチェルノブイリの被曝量だから気にする必要があるのであって、福島レベルでは、ご指摘通り、確かに気にするほどではない。
と、説明受けましたが、どうでしょうか?内緒様?う=ん私の理解がおかしいのかも。。。

【続】バンダは、危険派が出す一例として、という意味だったんで。。。この方がこういうから、みんな問題にし始めたのであって。。。みたいな、、やはり巧く説明できませんね。たとえ危険派が言うとしても、というような最悪最低でも1.5倍も行かない程度、ましてや被曝量はずっと少ない、しかも全体の4分の1 という、もう、ほぼ比べものにならないぐらいの微量 という意味での引用だったんですが、私の書き方はどうも誤解受けますね。

例えば、バンダを引用するからその人の主張は全却下、というより、バンダはこういう理由でこういう主張をしているけど、それが正しいとしても、実際データから見るとこれこれこうだよ という論の進め方の方が、バンダに親しんでいる人の気持ちに近づけるという利点はあると思いました。これはもともと危険派の方にアプローチしていただくのが一番なんですけれどね。危険派の方は、そういう分析を好まないので、そのセンセーショナルな部分だけ独り歩きしがちだと思います。


◆何を信じればいいのか」→「データを見る」


政府が出している数字は、間違いがない。もし隠したりしていたら、大学などあらゆる学術機関から突っ込みが入る。そして「この数値があったから安心ですよ」という言い方をするが、「この数値があった」だけ聞いて、「安心ですよ」は聞かない。安心かどうかは、自分が判断する。ただそのデータだけは間違いない。

もっと言えば、「自分がだれ(専門家)を選ぶか」を決めればいい。
※私は、確実なことを言ってくれる専門家を選んでいるということにかけては、間違いがないと自負しています。。。!!ただ、それを不安な人に伝えるために、自分も日々数字の読み方を学ぶことは大事。

◆避難した方の目からうろこが落ちた瞬間

その方は震災翌日に避難されたようです。でも、甲状腺のことで不安があり、県外の病院にかかったそうです。そしたら、お子さんだか、ご自身だか、通常とは違った所見だったので、半年に1回、検査することにしたそうです。語るときに、その方の目は、涙でうるんでいました。「断水だったから、・・・水をもらいに行ったのが悪かったのかなって・・・それに、検査は福島に来てくれってしか言われないし・・・」

・・でも、翌日に避難していたら、15日の爆発には、遭っていないですよね?

ということを、リーフレインさん、相田先生、それに私で口々に言うと、「そうなんですか・・・??」

※まさしく目に輝きが戻ったとは、こういうことか、と何か私は感動しました・・・そういう情報にもふれられなかったのは、日々の不安や、それに福島から離れていることも関係あるでしょう。

だから、ちょっとしたことだと思うのです。リーフレインさんの茶話会に来なかったら、ずっと悩んでいたことと思います。そして、この茶話会に足を運ぼうかと思ったのも、常日頃、給食などを心配し、放射線の情報にアンテナを高くしていたからでしょう。

世のなかには、こういうのにひっかかからず、ひっそりと暮らしている人も本当にたくさんいると思います。福島県内にもおられることでしょう。

だけど、早野先生がいつも言っているんですが、「福島の人は本当に勉強していて放射線のことをよく知っている」、総じて福島の方の知識レベルは、この1年8カ月でものすごく高いレベルになったと思います。この、目に見えない、多くの人々の知識・智恵という財産を、何か大々的に売り出していくことはできないのかな?


その他、初期にツイートしていてすっかりブログに落とすときに漏れてたところ
(こうなるから、直後にとりあえず、ランダムでもいいから印象だけででも呟くってのは大事だなと・・)

☆早野先生は、甲状腺(がん)に関しては、すべて医療費を無料にしたらどうかと提案してくださっているそうです。 →こちら

☆愛知あたりだと、放射線について活動しているのは、いわゆる給食が心配とかそういう危険派ばかり。だから、今回の茶話会のような視点は、今まで出会ったことはなかったそうです。リーフレインさん「不安がるのはおかしいことではない」相田先生「自分で測ってみることも大事」「おしゃべりはいいね」

☆避難の方「浜岡が、福島第一の事故みたいになったらどうしよう?怖い」については「キロ的にいわきぐらい、だから外に出ないで家にいればだいじょうぶ」西風がすごいからこっちにはこない。ってのは、地元だからわかること。でも台風のときだと逆回りでアウトかな。

☆確かに、チェルノブイリではがん以外の健康被害が目に見えてきている。確かに、甲状腺がんだけのはわけはない。だけど、だからといって日本でそれが起きるかと言ったら、取り込んでいる量が桁違いに低いので、それはあり得ない。 →これ、菅谷市長の言い分はある程度正しい(明らかに、ベラルーシあたりで、放射線の影響で、がん以外の病気は、目に見えて、ある。経済状態とか、そういうのだけでは、理由がつかない、ってこと。。。だけど【ここが大事】、それは、福島とは、被曝量が全然違うってことをすっ飛ばして言っているだけだ。ということ。だれか菅谷市長に講義をしてください・・・)

☆いっぱい資料を受け取った方が「なんかこんなに、(無料で?)いろいろ教えてもらっていいのですか?」に対し「正しい情報は共有しなければ。私はこれで飯を食っているのでもない、専門家の方の難しい言葉を、わかりやすく翻訳して1人でも多くの人に伝えたいのです」・・リーフレインさんしびれる !!かっこよすぎです

☆横浜のポスター展に行かれたリーフレインさんから無料でご提供、八島和子さんが撮影した写真をはがきにしたのをたくさん展示。私までいただきました。吾妻小富士の種まきうさぎ、福島駅前のイルミ、四季の里、滝桜、五色沼「里ごころつくんじゃない?」と言われたけどほんと。うつくしま、ふくしまに包まれる。

ひとまず、第1回の茶話会のまとめはここまで。友達から「基本的に一回限りの会には、必ず限界があると思う」ってメールがきた。。なるほどね。そのとおりだね。第2回も迫ってきています。お近くの方はご一緒しませんか。来週の月曜日の午後、三河近辺でお暇な方はご一報を。無料。詳細お知らせします。

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