静岡大人文社会科学部(すごい学部名だな・・・人文と社会と科学)
社会学科 文化人類学コース(ここで何たるかがわかるな)の
フィールドワーク実習をまとめた「御前崎市・浜岡佐倉」(2012.11 A4 127P )が図書館の新刊棚に並んでいました。2012年の6月に1週間滞在して実習したまとめ。
私も学生時代は、フィールドワーク実習が必修の学科にいたので、学生特有の青臭いというか、浅い考えというか、そのくせいっぱしの調査団みたいな顔して、聞き取りをしたことを思い出します。この冊子にはイラストとか写真(学生の)も多く乗っており、隔世の感ありです。

ぱらぱらとめくると、浜岡を止めたカン氏を英断とする文章(大島賢一「原発のコスト エネルギー転換への視点」を参照??引用の仕方が不明、)が書いてある。これは引用なのか、この本としての意見なのか、よくわからないんだけど、こういうふうに書いてある。

菅元首相の停止要請は、(略)手続きや政府内部の調整を行っていなかったことを批判する動きもあるが、それはともかくとして、半世紀を超える原子力開発の中で、首相自らが脱原発への方向性を示したことはかつてなく、評価に値する。菅元首相の判断は国民世論を見つめ、福島第一原発事故の実態を踏まえての歴史的判断であった(大島2011:174) ←どういう意味なんだ・・・

大島某って人の意見として出したってより、この本として、カン氏のことを歴史的判断としているのだとしたら、それはよくないと私は思うけど。

そこがひっかかるものの、この学生たちのまとめの素晴らしいところは、1人の女子学生が以下のように言っているように、原発に携わる人の言い分を聞いたことだ。

感想(おわりに)が載っている。一部紹介。

「ほとんどのマスメディアの情報から強く感じられるのは、見出しなどで強調されるように、「脱原発」の声である。マスメディアは、原発、放射能に関して過剰に反応している。「原発が危険」であることを強調し、人々の不安を煽る。また、今後のエネルギーについては、新エネルギーのプラス面ばかりを強調している。その情報により、日本の未来を新エネルギーが担うと期待できるのではないかと感じていたが、現場で働く人々のインタビューを遠し、実際には新エネルギーに多くの問題点があり、社会全体の電力を担うには厳しいことや、その現状を理解しているからこそ、彼らが原発の存在を必要としていることを知った。

現場で働く人々の本音はほとんど報道されない。私たちは質問項目を事前に準備したとき、本当のことはあまり答えてもらえないのではないかと思っていたが、どの方も予想以上に本音で語ってくれた。これはきっと「本当のことを知ってほしい」という思いからではないかと考える。フィールドワーク初心者の私たちであるが、今回の調査で得られた情報と、自分たちなりに考察したことを世界に発信していきたい」


その浜岡関係者のインタビューからはまた明日以降に書きます。


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